TRPG思ひ出話 その1 ~遭遇編~

TRPG

いらっしゃいませ。
関西生まれ関西育ち、九州の片隅で人生を嗜む男。
ナツカと申します。
TRPGを始めたのは中学生の頃なので、もう20年近く前になります。
当時と言えば涼宮ハルヒの憂鬱や灼眼のシャナがテレビ放映され、ニコニコ動画が話題になり始めた頃でしょうか。
えらく遠い昔の話のような気がしてきますね。
このコーナーでは、TRPGに関連した思い出の話をします。
手始めに、TRPGにハマるまでのお話をします。

ブンドドはゲームになり得ないのか

幼少期のお話。
ウルトラマンにドはまりした私は、親にねだっては大量のウルトラマンの指人形を買ってもらったものです。2頭身くらいのデフォルメされたもので、主役のウルトラマンからマイナーな怪獣まで幅広く網羅したグッズでした。今も実家の自室に大事に保管してる宝物です。

そんな宝物でやることと言えば、やはりウルトラマンや怪獣を並べての戦いごっこというか所謂ブンドドというやつですね。

ブンドド
ブーンドドド」の略。戦闘機怪獣戦わせて遊ぶ、男の子玩具遊び象徴した表現戦闘機プラモデル戦闘シーン表現した画像などにブンドドとタグ付けされることもある。

https://www.weblio.jp/content/%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%89

ブンドドして遊んでいると、ふとこう思うタイミングがあります。

幼少ひっしゃ
幼少ひっしゃ

同じ世界観でブンドドしてくれる友達が欲しいなぁ」
「怪獣とウルトラマンで役を分けて遊びたいなぁ」
「いっそゲームにならないかな」

まぁ残念ながらそんな機会は一度もなかったのですが、そんな思いをくすぶらせたまま小学生になって、あるものに出会いました。

遊戯王モンスターワールド編です。

ブンドドできるゲームあるやん!!!!!

ジャンルのわからぬそのボードゲームは

小学生に上がったころ、近所に児童館ができましてね。
児童館というものは、本やおもちゃの類は寄付されたものがよく置いてあります。その児童館の図書室の一角、カラーボックスくらいの本棚一つ分だけ漫画の単行本が置いてあったんですね。
ドラゴンボールの単行本に交じって銀河鉄道999やら機動警察パトレイバーなどが置いてあり、児童向けとは……と言った具合でしたので、あまり小学生以下の子どもが寄り付く棚ではありませんでした。

あくまで寄付された本なので、巻数もそろっていなかったり途中の1冊だけしか入っていなかったり……そんな途中の1冊だけ寄付されていたうちのひとつが『遊☆戯☆王』第6巻でした。

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この遊戯王第6巻には、俗に「モンスターワールド編」と呼ばれるお話の前半部分が収録されています。(↑上の文庫版4巻には全部収録されてるみたいですよ!↑)
主人公の武藤遊戯とその友人たちが、獏良了が用意したルールとコマを用いてキャラクターを演じながら魔王討伐に挑むボードゲームで遊ぶというのがおおざっぱな内容です。

どこかで聞いたことありませんか?

そうですね、TRPGですね!!

当時の私は衝撃を受けました。
私のやりたいゲームがここにあるやん!!!!!!!
と……

残念ながら児童館には7巻以降の遊戯王の単行本はなく、お小遣いも乏しかった私は続きを長らく読むことはありませんでした。
また、当時の記憶では6巻の中でキャラクターたちが遊んだゲームが「TRPGである」と明言されないままだったので、それが「TRPG」というジャンルのゲームであると知ることができなかったんですね。

漫画に出てくるくらいだから、どこかで遊べるであろうとは思っていましたが、いかんせんどう調べていいかもわからない。当時はインターネットで調べるというのはあまり一般的ではなく、そもそも検索ワードも思いつきもせず……
モヤモヤしたものを抱えたまま、私は気づけば中学生になっていました。

ついに出会ったそのゲームの名は

中学生になり、部活に所属し、交友関係が一気に広まったころ。
同じ部活の友人が言いました。

「TRPGしたいねんな」

友人曰く
RPGを紙とペンとさいころを使って口頭でやる
ゲーム進行役のゲームマスターとプレイヤーが複数人いる
プレイヤーがキャラクターを演じていい
そんなゲームだと。

私は驚きました。聞けば聞くほど遊戯王モンスターワールド編のそれじゃないか! と。
私は、一も二もなく「やる!!」と答えました。
沼への第一歩を踏み出したのです。

まとめ

  • TRPGはブンドド遊びの延長にあった
  • 遊戯王でTRPGに出会ったけどニアミスした
  • 中学生にしてようやくTRPGに出会えた

そんな感じで、私のTRPG歴は始まりましたとさ。
このあと、友人は部活にいる同級生に声をかけて回り、めでたくはじめてのTRPGを体験することになります。
次回は、はじめてのTRPG……ソード・ワールド2.0との出会いについてお話ししようかなって思います。

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