いらっしゃいませ。
関西生まれ関西育ち、九州の片隅で人生を嗜む男。
ナツカと申します。
TRPGを始めたのは中学生の頃なので、もう20年近く前になります。
当時と言えばシャナ、逢坂大河、ルイズ等がテレビ画面で活躍し、週に何日かはどこかしらで釘宮理恵氏のツンデレボイスが流れていた頃でしょうか。
えらく遠い昔の話のような気がしてきますね。
このコーナーでは、TRPGに関連した思い出の話をします。
今回は初めてのTRPGを触った時の話をしましょうか
ソード・ワールド2.0と出会った。
TRPGがしたい、と友人が持ってきたシステムはグループSNE製作の「ソード・ワールド2.0」でした。
ソード・ワールドRPGシリーズと言えば、その第1弾が1989年に発売されてから今日まで続く超老舗タイトルです。私が遊んだ時点ではバージョンが2.0となり、システムや世界観などが刷新されて遊びやすくなったタイミングだったんですね。
そのソード・ワールドというのが剣と魔法のRPGチックな世界観で、人間以外にもエルフやドワーフがいて、ゴブリンやトロール相手に剣や魔法で立ち向かうことができるタイプのゲームでしてね。
私が憧れた遊戯王モンスターワールド編を彷彿とさせて、大変ワクワクしながらキャラを作ったものです。
持ち込んだ友人も、バージョンアップ前のリプレイを読んだことがある程度で、ルールをほとんど知らない状態から初めて、最初のキャラクターを作るのにやいのやいのいいながら2時間くらいかけたでしょうか。
懐かしい思い出です。
今にして思えば不便なアナログTRPG

当時はまだまだインターネット成長期で、ネットやチャットでTRPGをする文化がそんなになかった時代です。サポートツールなんかもなかったし、便利なキャラ作成用のブラウザもありませんでした。
当時は級友と顔を突き合わせて遊んでいたので、当然キャラクターシートは手書きです。
ソード・ワールド2.0はルールブックが文庫本で、表紙カバー裏にキャラクターシートの原本が印刷してありましたが、これがまた小さくて使いづらいのなんの……コンビニのコピー機で拡大印刷すると、上手くいかずに斜めになった物が印刷されて、何だかこれも使いづらい。
辛うじて公式サイトでキャラクターシートのPDFが配布されていましたが、パソコンやプリンタを自由に使える環境のお家はまだ少なくて、まっさらなシートの確保がまず大変でしたね。
友人が人数分のキャラクターシートを確保して、それを原本にしてコンビニでコピーして増やすといった形で作ってました。
一枚10円20円とはいえ、中学生のお小遣いに紙ペラ1枚の値段としてはバカにできない値段です。仕損じても気軽に捨てられないので大変大変。
ダイスがない! ルールブックもない!
前述のとおりブラウザもアプリもない時代なので、ダイスも実物が必要でした。が、これがまた探してもなかなか売ってないんですね。
当時はTRPGが今よりいっそうマイナーだったこともあって、ダイスはなかなか売っているものではなかったんですよね。通学範囲内にあるあらゆる100円ショップや雑貨屋さんを駆けずり回って人数分のダイスを確保しました……
そもそもルールブックの調達も大変でした。こちらはありがたいことに、いきやすい範囲にアニメイトがあったんですね。ソード・ワールド2.0のルールブックは文庫本サイズなので、ライトノベルのコーナーに置いてある確率が高かったんです。文庫本としては値が張りますが、1冊1000円弱で済んだのも僥倖でした。
当時はまだ今ほどAmazonが周知されておらず、本当にルールブックの入手が難しい時代でした。いやはや、良い時代になったものですね。
まとめ
- ソードワールド2.0からTRPGをはじめた
- キャラクターシートを手書きするのは大変
- ダイスもルールブックも人数分揃えるのが大変だった
まぁとにかくTRPGをするにはまだまだ不便な時代でした。いや、今が便利すぎるだけな気がします。便利に越したことはないので、本当に良い時代になりました。
さて、やっとソードワールド2.0の話ができるようになりましたね。
次回は初めてソードワールド2.0をやった時の話でもしましょうか。
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